題名 | 担当教員 | 分野 | 前提 | 定員 |
宇宙測地データに触れる 【PDFファイル(264KB)】 |
福田洋一 | 測地、地殻変動、重力、リモートセンシング | 意欲があればとくに問わないが、計算機による初歩的なデータ処理の経験があれば望ましい。 | 6名 |
橋本学 (防災研究所) |
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測地学では、近年、宇宙測地技術の発展が目覚しく、それにともない応用分野はどんどん広まっている。代表的なものとして、地殻変動に加えて水蒸気量や電離圏の電子数なども測定できるGPS、地震や火山活動などに伴う地殻変動を面的に捉えることができるInSAR、地球規模での重力変化の観測が可能なGRACEなどの衛星重力ミッション、衛星から海面までの距離を測り海洋の形状やその変動をとらえる衛星高度計などが挙げられる。演習では、これらの測定原理を理解した上で、実際に得られた観測データを解析し、これらのデータの持つ意味や得られた結果について理解を深める。さらに、宇宙測地技術やその解析結果の応用研究についても考察する。 | ||||
計算弾性力学 【PDFファイル(108KB)】 |
中西一郎 | 地震、地球内部構造、地殻変動 | 1回生レベルの微積分と線形代数。プログラミング・数値計算の経験は前提としない | 7名 |
弾性力学(弾性体の変形、弾性波)を数値計算とグラフィック表示により学ぶ。数値計算の楽しさ、威力、怖さを体験する。数値計算:Fortran、または C/C++、グラフィック:gnuplot、地球流体電脳ライブラリ。 | ||||
活断層と内陸直下型地震 | 堤 浩之 | 活構造学、応用地震学 | 課題演習DA | 6名 |
竹村恵二 (地球熱学研究施設) |
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岩田知孝 (防災研究所) |
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活断層やそれから発生する内陸直下型地震を研究する際に必要な、基礎的理論・野外観察と観測・データ解析・室内分析を体系的に学ぶ。具体的には、空中写真判読・測量による地形図の作成・古地震調査・堆積物分析・反射法地震探査・地震動データ解析などの演習を行う。野外での地形・地質調査実習と活断層調査や地盤構造調査のための物理探査実習を含む。 | ||||
地球の鼓動を探る 【PDFファイル(248KB)】 |
久家慶子 | 地震(火山を一部含む) | 特に前提知識は必要なし。計算機を使用するので、その知識(例えば、Fortran等)があると容易ではあるが、必ずしも必要とはしない | 6名 |
平原和朗(地球) | ||||
大倉敬宏(阿蘇) | ||||
加納靖之(防災) | ||||
本演習では、地震もしくは火山活動等による地面の揺れをターゲットに、観測・データ解析・モデリングの三位一体で迫る。目で直接見ることのできない地球内部での現象( 地震など) や深部構造を明らかにするには、地表での震動や変動を観測すること(観測)、そのデータを読み解くこと(データ解析)、その結果をもとに地下での現象を予想・解釈すること(モデリング)の3つの組み合わせが不可欠である。本演習では、これらを一通り体験することにより、地震や地球内部を調べるための基礎的感覚を身につけることが目的である。京都で地震のデータをとることは難しいので、観測実習は、夏期休暇中の3日間程度を利用して、阿蘇・火山センターにて実施する予定である( 交通費自己負担、宿泊費不要)。交通費や実習場所の参考となる情報を含めて、昨年度の演習の内容はこちらで見られる。実習日程は、履修者決定後、相談の上、決める。 | ||||
マグマから噴火まで 【PDFファイル(1.41MB)】 |
鍵山恒臣 | 地球熱学・火山物理 | 好奇心と熱意があれば、特に問わない。 | 5名 |
大沢信二 | ||||
川本竜彦 | ||||
柴田知之 | ||||
宇津木充 (地球熱学研究施設) |
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マグマの発生から噴火に至るまでの現象を研究するためには、多様な手法が使用される。本演習は、これらの手法の概要を理解し、多面的に現象を見る目を養うことを目的としている。内容としては、比抵抗、全磁力、自然電位などの電磁気解析、赤外・可視映像の解析による熱的調査、高温・高圧実験の基礎、岩石の分析、熱水・湧水の同位体研究の基礎、などである。別府・阿蘇でのフィールド調査を9月後半に行い(時期は履修者決定後に相談して決める)、その資料を使用する。1 項目2 回~3 回程度で体験する。 |